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《VEJA》広告ではなくスニーカーそのものにお金をかけるブランド

本記事で扱うブランドのイメージとして使用するため

1万5千円ぐらいのスニーカーを思い浮かべてください。

某有名ブランドのスニーカーのコストの大半を占めているのは、CMや有名人を起用するための広告費です。

一方で、今回紹介するVEJAのスニーカーのコストの大半はスニーカーの素材そのもの、あるいは、その先にいる原材料や縫製に携わる人々のために必要不可欠なコストです。

あなたは、どちらのスニーカーを履きたいですか?

昨今のファッション業界、特に、スニーカー業界はこうした過剰な宣伝・広告費の上に成り立っているといえます。

この現状に疑問を持ち、変えていこうと立ち上がったのがスニーカーブランドVEJAです。

さらに、環境を優先しデザインをないがしろにすることを嫌った創業者たちですので、そのデザインもとてもスタイリッシュ。

そんなVEJAからおすすめアイテムを3点紹介します!

 

おすすめスニーカー3選

1)V-10 CWL WHILTE BLACK
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VEJA: V-10 CWL WHITE BLACK

こちらはビーガンレザーを使用したスニーカー。

ビーガンレザーはオーガニックコットンを下地にポリウレタン、コーンスターチ、植物性の油脂がコーティングされたものを使用しています。

このビーガンレザーの見た目は本革と大差なく、耐久性もとても優れています。

サイズ展開:35~48(22.5cm~29cm)

価格:€165

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2)CAMPO CHROMEFREE LEATHER FULL STEEL

 

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VELA: CAMPO CHROMEFREE LEATHER FULL STEEL

コーディネートに色を入れたいけど、派手にはなりたくない...という方におすすめのパステルカラースニーカー。

こちらはビーガンレザーではなく、本革で作られています。しかし、一般的な大半の本革とは異なり、革の製造の過程で有害物質を使用していません。

水色の他にも、オフホワイト、パステルパープル、パステルグリーンの全4色、カラー展開しています。

サイズ展開:35~47(22.5cm~28.5cm)

価格:€150

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3)SDU B-MESH BLACK WHITE
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VEJA: SDU B-MESH BLACK WHITE

2017年に発売されたSDUモデル。

タウンユースや軽いランニングなどマルチに活躍してくるメッシュタイプのスニーカーで、軽く通気性がよいのが特徴です。

アッパーのメッシュはペットボトルをリサイクルして作られています。

サイズ展開:35~46(22.5cm~28cm)

価格:€130

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VEJAのサステナビリティ

1)オーガニックコットン

VEJAでは創業当初からオーガニックコットンを使用しています。昨今、オーガニックコットンを使用することは、そこまで珍しい話ではないですよね。

しかし、VEJAが他のブランドと大きく異なる点は、仲介業者等を一切介さず、ブラジルやペルーのオーガニックコットン協会から直接購入しているという点です。

そのため、従来はブランドからは「遠すぎて見えなかった」コットン農家さんの顔が見えるモノづくりをしています。

本記事で扱うブランドのサステナビリティの取り組みを紹介するため

VEJA: Organic Cotton

2)アマゾン産ゴム

ソール部分などスニーカーに欠かせない素材。それがゴムです。

VEJAはアマゾンに住む家族経営の生産者から市場価格よりも5倍も高い値段で直接天然ゴムを購入しており、現地で暮らす天然ゴム生産者の生活の質の向上やアマゾンの森林保存に貢献しています。

この天然ゴムは2019年にはVEJAの助けもあり、「Fair for Life」という認証も取得しています。「Fair for Life」認証は、①長期間かつ直接の取引を介して購入されたこと、②適切な金額で取引されたこと、そして③よい労働環境化で作られた製品であることを認証しています。

3)VEJAのCMが存在しない訳

大手のスニーカーブランドでは、そのオペレーションコストの70%は宣伝広告費なんだとか。

そこに疑問を持ったVEJAは、CM製作や著名人とコラボレーションといった宣伝活動にお金を回さない代わりに、生産者や環境に配慮した素材にコストをかけることにしました。

有名人を起用することよりも、スニーカーを製造してくれる人々、原材料を作っている人々の生活を豊かにすることの方がずっと大切なことだったからです。

 

まとめ

これだけあるゆるモノが溢れるように身の回りにある時代だからこそ、目立った宣伝広告を打つことは当たり前のように思います。

しかし、VEJAはあえてその当たり前にNOを突きつけ、スニーカーそのものにきちんとお金をかけています。その姿勢が多くの人の共感を得てぐんぐん成長している所以かもしれません。

 

 

  • この記事を書いた人

キャペル

「Sustainable Fashion」について学ぶ過程をみなさんと共有したいブログです。
ベルギー在住で、現在オンラインでパリの大学院に通っています。
(専攻:Fashion Marketing & Sustainability) ヨーロッパのアパレル&繊維の業界団体でサーキュラーエコノミーのプロジェクトに携わっていました。

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